給湯機の設置は決して安価な工事ではなく、もし費用を削減できる手段があれば利用したいと考えるのが自然でしょう。
そこで確認しておきたいのが、補助金の有無だと言えます。
この記事では、給湯機の設置工事に対する補助金に関して解説します。
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給湯機の設置で補助金は出るのか?
結論からお話しすると、給湯機の設置に補助金が出されることはあります。
ただしすべてのケースでなく、基本的にはエコキュートやエコジョーズのように温室効果ガスの削減につながる給湯機だけが対象になっています。
これには1997年に京都で採択された京都議定書に基づき、日本国内で温室効果ガスの排出量削減を義務付けられたことが関係しています。
温室効果ガスの削減につなげるため、エコ性能が高いエコキュートなどの設置を補助金によって促進しようという制度になっているのです。
補助金が出るケースとは?金額はどのくらい?
ここでは、補助金が出るケースと金額の目安について解説します。
補助金の有無は自治体による
補助金の有無は、自治体によって異なります。
例えば、埼玉県では既に補助金の募集を終えていますが、申請条件が「多子世帯であること」でした。
エコキュートの設置価格が当初よりも大きく低価格になったため、国が実施している補助金制度は無く、自治体単位であるため注意しましょう。
自治体にしても多くが2021年の早い段階で募集を終えてしまっているため、一度ご自身が住んでいる自治体に確認を取ってみることをおすすめします。
補助金の金額の目安は?
補助金の金額は自治体によって異なりますが、おおむね1~3万円程度が目安だと言えるでしょう。
ただし、工事費用の大きさによっては10万円以上の補助金を出している自治体もあります。
例えば、埼玉県川口市の自治体では、市内で店舗を営む方を対象として1店舗あたり30万円を上限として、対象経費の3割以内を補助金額としています。
補助金の申請方法とは?
補助金の申請方法は自治体によって異なりますが、おおむね以下の通りだと言えます。
1.自治体の担当課に申請方法を確認する
2.必要書類を整えて提出する
3.承認を得る
4.工事を行う
5.自治体に工事完了を報告する
6.補助金が振り込まれる
気を付けておきたいのが、基本的には工事を行う前に承認を得ておくように意識することです。
あくまでも自治体の判断に委ねられますので、やはり詳細は一度確認するようにしましょう。
給湯機の設置で補助金が出ることがあります!
給湯機の設置工事に対し、補助金を出してくれる制度があります。
基本的にはエコキュートなどの温室効果ガス削減効果が見込める給湯機だけであり、既に年度で受付を終了している自治体もありますが、興味がある方はお住まいの自治体に確認してみることをおすすめします。