給湯器の追い炊きシステムは後付けできる?後付けできるのはどんな場合?

給湯器を利用するうえでは、追い炊きシステムが付いていると大変便利です。
しかし、追い炊きシステムが付いていない場合は、果たして後付けすることができるのでしょうか。
この記事では、給湯器の追い炊きシステムの概要や良さ、後付けできないケースや費用目安を紹介します。

給湯器の追い炊きシステムとは?

ここでは、給湯器の追い炊きシステムの概要や後付けする良さを解説します。

追い炊きシステムとは

追い炊きシステムとは、浴槽に溜まったお湯を沸かし直すシステムを指します。
ぬるくなったお湯を給湯器の中にいったん戻し、沸かし直して再度浴槽に戻すのが基本的な追い炊きのやり方です。
追い炊きには穴が1つのポンプ式と浴槽に2つの穴がある自然循環式の2種類ですが、いずれも「残り湯を取り込んで沸かし直す」というシステムに変わりはありません。
また、追い炊きシステムにお湯はりシステムを足したオートシステムや、さらに足し湯システムや自動洗浄システムをプラスしたフルオートシステムなどもあります。

追い炊きを後付けする良さ

追い炊きをする良さは、下記の通りにまとめられます。

・お湯を再び貯めるための時間が不要になる
・家族で入浴時間がバラバラでも安心
・お湯を無駄にせず、節水できる

例えば家族がたくさんいて入浴タイミングがバラバラである場合、どうしても最後の方ではお湯がぬるくなってしまいます。
そういったケースには、大変重宝するでしょう。
また、新たにお湯を抜いたり足したりすることがないため、節水につながります。

給湯器は後付けできるのか?

ここでは、給湯器が後付けできないケースや後付けにかかる費用について解説します。

後付けできる場合・できない場合

後付けするには給湯器の交換が基本的に必要ですが、状況次第では浴槽の交換などが必要になることもあります。
そのために工事をしなければならないケースでは、戸建てなら問題ありませんが、マンションの場合は管理組合からの許可が出なければ後付けできません。
後付け工事が可能かどうかは事前にマンションの管理組合に確認のうえで取りかかるようにしましょう。

後付けにかかる工事費用

工事にかかる費用は、工事の規模によって異なります。
もし大規模な配管工事などが無い場合は、20万円前後で行えることもあるでしょう。
しかし、配管工事などの工事が発生する場合は、工事の内容によって数十万円~50万円程度の費用がかかることもあります。
また、新しく付ける給湯器のグレードによっても費用は異なりますので、詳しくは業者に事前確認をするようにしましょう。

給湯器の追い炊きシステム後付けをご検討ください

給湯器の追い炊きシステムとは、冷めてしまったお湯を足し湯することなく沸かし直すシステムのことを言います。
追い炊きシステムは基本的に給湯器を交換することで後付けできますが、賃貸物件に住んでいる方は工事の内容によって管理組合の了承が得られないこともあるので注意しましょう。

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