給湯器には様々な種類がありますが、もし広々とした浴槽を作りたいのであれば壁貫通型の給湯器という選択肢があります。
しかし設置には注意点もあるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。
この記事では、壁貫通型の給湯器の特徴やメリット、注意点について解説します。

壁貫通型の給湯器とは何なのか?

壁貫通型の給湯器とは、浴室の壁を突き抜けるかたちで本体を突き出して設置される給湯器のことです。
バランス釜が設置されており、公営住宅などに設置されていることが多いと言えます。
その構造から、「ホールインワン」「バズイング」「壁ピタ」などと呼ばれることもあります。
壁貫通型給湯器には種類がいくつかあり、ガス給湯器やエコジョーズなどのバリエーションもあります。
また、フルオートやオート、給湯専用など機能も様々なものがあるタイプの給湯器です。

壁貫通型の給湯器のメリット・注意点とは?

ここでは、壁貫通型の給湯器が持つメリットと注意点についてそれぞれ解説します。

壁貫通型の給湯器のメリット

壁貫通型給湯器は従来のように浴槽の横に設置する必要がないため、浴槽のサイズを広げることが可能です。
また、バランス釜の煙突が通っている開口部分を活用して設置するため、比較的短期間かつシンプルに進めることができる点も大きなメリットだと言えるでしょう。
既にバランス釜が付いている建物ならば、シンプルな取り付け交換工事が進められます。
さらに、ビス穴などの穴を配線以外の理由で開ける必要がないため、設置予定の建物に対して新しい穴を開ける必要もありません。
先ほどご紹介した通り、給湯器のバリエーションが多いことも、壁貫通型給湯器のメリットだと言えます。

壁貫通型の給湯器の注意点

壁貫通型の給湯器を設置する際の注意点としては、制御用に100Vの電源が必要となる点が挙げられます。
浴室内にコンセントを設置できない規約になっていれば、電源コードを天井に貫通させる工事などを行わなければなりません。
そのため、住宅によっては施工許可が下りず工事が進められない可能性があるのです。
また、壁を貫通させているため、水漏れなどが発生した際にはやや修理の手間がかかってしまう点にも注意しなければならないでしょう。
全ての家庭・建物において壁貫通型給湯器を設置できる訳ではないため、設置を検討する際にはまず業者に確認することが大切です。

壁貫通型給湯器の設置を検討しましょう

壁貫通型の給湯器とは、浴室の壁を突き抜けるかたちで本体を突き出して設置される給湯器のことを指します。
壁貫通型給湯器は従来のように浴槽の横に設置する必要がないため浴槽のサイズを広げることができるなどのメリットがあります。
しかし、設置できない建物もあるため、検討時には事前に確認をしましょう。

おすすめの記事