給湯器を使用していて、どうしても設定温度より熱い・ぬるい温度のお湯が出てきて困ってしまった経験はないでしょうか。
こうした症状が出た場合は、原因別に適切な対処を行うことが大切です。
この記事では、給湯器から設定温度より熱い・ぬるいお湯が出てきた場合の原因や対処法を紹介します。
Contents
給湯器の温度が設定温度と異なる原因とは?
ここでは、給湯器の温度が設定温度と異なる場合の主な原因を紹介します。
浴槽の循環アダプターのフィルター
浴槽の循環アダプターのフィルターが目詰まりしていると、設定温度通りのお湯が出ないことがあります。
もし他の蛇口からはちゃんとお湯が出るのに浴槽のお湯だけがぬるい場合は、この可能性を疑うと良いでしょう。
フィルターが詰まってしまう原因は、ゴミや髪の毛などが中心です。
定期的な掃除をすることで避けられるため、もし掃除を怠っていた自覚がある場合は詰まりが原因の可能性が高いでしょう。
給湯器自体の故障や寿命
給湯器自体の故障や寿命も、安定した温度のお湯が出ない原因の1つです。
給湯器が経年劣化していくと、正常な作動をしなくなる可能性があります。
基本的な給湯器の寿命は10年と言われていますので、7~8年程度たった段階では故障や寿命を疑ってみるのが良いでしょう。
故障や寿命の場合は自分での対応が難しいため、別の対応方法を考える必要があります。
対策はどうすればよいのか?
ここでは、給湯器で設定温度と違う温度のお湯が出てきてしまった際の対応策について解説します。
場合によっては危険なケースもあるため、きちんと確認のうえで対応しましょう。
フィルターの清掃
循環アダプターのフィルターが詰まっていた場合は、清掃をすると元に戻る可能性があります。
具体的な掃除手順は、以下の通りです。
・金網状のフィルターを外し、歯ブラシでこする
・フィルターを水ですすぐ
・元に戻す
基本的には上記の対応で詰まりは解消できるでしょう。
もし詰まりが取れにくければ、中性洗剤を使用すると落としやすくなります。
フィルターを戻すときにはしっかりと元に戻さなければぬるくなってしまうため、しっかりと元に戻しましょう。
業者に連絡する
もし給湯器の故障や寿命が疑われたら、無理をせず業者に連絡するようにしましょう。
ガス給湯器であればガス漏れなどをする可能性もあり、その場合不完全燃焼による一酸化炭素中毒など命の危険につながる可能性があります。
まずは窓を開けるなど換気を徹底し、そのうえで速やかに業者へ連絡するのが一番でしょう。
無理をして事故が発生してしまっては、非常に危険です。
設定温度と違う場合は適切な対処法を!
給湯器から出てくるお湯が設定温度と異なる場合は、フィルターの目詰まりや給湯器の故障・寿命などが疑われます。
もし上記の原因に心当たりがある場合は、なるべく早期に対応するようにしましょう。
給湯器の故障を放置しておくと、想定外の事故が発生してしまう恐れもあります。