給湯器をご利用になっている方の中には、交換作業をDIYでできないかと考えたことがある方もいることでしょう。
果たして給湯器の交換はDIYでできるのでしょうか。
この記事では、給湯器の交換がDIYでできるか否かや給湯器をDIY交換しない方が良い理由などを解説します。
Contents
給湯器はDIY交換できる？
ここでは、給湯器がDIY交換できるか否かについて解説します。
基本的にはDIY交換できないと考えるべき
結論からお話しすると、給湯器は基本的にDIY交換できないと考えるべきでしょう。
最近ではインターネット等に給湯器の交換方法を載せているサイトがありますが、給湯器の交換には様々な資格が必要であり、一般の方が行ってはいけない工程がたくさんあります。
また、何より専門技術や知識を持っていない方が交換を行うと危険であることも、理由として挙げられます。
DIYで交換が可能な範囲と交換NGな部分
具体的には、以下のような部分に関してはDIY交換が可能です。
・給湯器の配管に貼られている保護テープの交換
・保温用ヒーターの取り付け
・給湯器のリモコン配線の接続
・循環アダプターの交換
一方、以下の工程についてはDIY交換NGです。
・給湯器内部の修理や交換
・給湯器につながっているガス接続管や給水給湯管の施工
・給湯器本体の交換
ただし、DIY交換が可能とした部分についても、なるべく自分では行わず業者に依頼することをおすすめします。
給湯器をDIY交換すべきでない理由
ここでは、給湯器の交換をDIYですべきではない理由を2つ、さらに詳しく解説します。
給湯器の交換には様々な資格が必要
給湯器の交換工事には、以下のように様々な資格が必要です。
・給水装置工事主任技術者
・液化石油ガス設備士
・ガス機器設置スペシャリスト
・ガス可とう管接続工事監督者
・特定ガス消費機器設置工事監督者
・簡易内管施工士
・第二種電気工事士
上記の通り給湯器の交換に必要となる資格は非常に多く、様々な種類があります。
資格なしで作業をすると違法となってしまう工程もありますので、気を付けるようにしましょう。
給湯器の交換には危険が伴う
給湯器をDIY交換してはいけない理由としては、何より危険であるということが大きいでしょう。
給湯器は電気やガス、水道と接続されている機器であり、扱い方を一歩間違えれば重大な事故につながる可能性もあるのです。
一酸化炭素中毒や火災など、最悪の場合命に関わる事故につながることも考えられるため、一般の方が行うべきではないでしょう。
ただ交換するだけだと甘く見ず、業者に連絡することが大切です。
まとめ
給湯器のDIY交換は、危険度の高さや資格が必要などの理由により、基本的に行うべきではありません。
一部の作業は一般の方でも行えるものではありますが、違法になってしまう作業もあり、何より安全面からも業者に依頼するべきでしょう。
