
電気・ガス・石油といった燃料による違いや、お湯を沸かす仕組みによって、給湯器の種類は分類されています。
以下からは5つの種類の給湯器各給湯器の特徴を紹介します。
給湯器には、ざっくり以下の5つの種類があります。
- 電気給湯器(電気温水器)
- ガス給湯器
- ハイブリッド給湯器
- 石油給湯器
- エコ給湯器
以下からはそれぞれの給湯器の特徴を紹介していきます。
種類①電気給湯器(電気温水器)
電気給湯器(電気温水器)は、その名のとおり電気を燃料とする給湯器です。電熱ヒーターや熱交換器を使ってお湯を沸かします。
あらかじめ貯水タンクに沸かしたお湯を、電気給湯器は蓄えておきます。光熱費を抑えるためです。具体的には、電気料金の安い夜間にお湯を沸かして蓄えます。そして電気料金の高い日中に、夜間に蓄えたお湯を使用します。タイマーで自動的に、電気給湯器は稼働してくれます。
オール電化の住宅で特に、電気給湯器は人気が高いです。
ただし、お湯の勢いが弱いというデメリットが、電気給湯器にはあります。また、蓄えたお湯を使い切ると水になってしまいます。(※追加でお湯は沸かせます。)
種類②ガス給湯器
ガス給湯器は、プロパンガスや都市ガスを燃料とする給湯器です。ガス給湯器の特徴は、給湯力が高いことです。
パイプをバーナーで加熱し、通過するお水を温めて、電気給湯器はお湯を沸かします。そのため、お湯を出す際にガスと水の量がうまくコントロールされます。
また、給湯器本体が寿命を迎えるまで、ガス給湯器は不調や故障が少ないです。ただし、運転音が大きいというデメリットが、ガス給湯器にはあります。また、給水管が凍って破損することがあります。そのため、冬季は給水管の凍結対策が必要です。
種類③ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器は、電気とガスの熱源を自由に切り替えることができる給湯器です。ハイブリッド給湯器の特徴は、ランニングコストが低いことです。なぜなら、ハイブリッド給湯器は効率的にお湯を沸かすことができるからです。
少量のお湯を沸かす際は電気、多量のお湯を沸かす際はガスなど、ハイブリッド給湯器ではお湯の使用量に合わせた熱源を選べます。
種類④石油給湯器
石油給湯器は、その名のとおり石油を燃料とする給湯器です。
石油給湯器の特徴は、給湯力が非常に高いことです。また、ランニングコストも低いです。石油給湯器は、寒さの厳しい北国を中心に利用されています。タンクに貯めた灯油を燃やして、お湯を沸かします。
そのため、灯油を燃焼する際に排気臭がするというデメリットがあります。また、作動時の音も大きいです。給油をする手間も石油給湯器はかかります。
種類⑤エコ給湯器
エコ給湯器は、熱効率を高めた給湯器の総称です。
エコ給湯器には、熱源によって主に以下の3つの給湯器があります。
・ガス式:エコジョーズ
・石油式:エコフィール
・電気式:エコキュート
エコジョーズとエコフィールの特徴は、潜熱回収式であることです。従来型の給湯器では放出していた排熱を予熱として使用することで、熱効率を高めています。
エコキュートの特徴は、ヒートポンプ式であることです。大気の熱を回収することで、熱効率を高めています。
給湯器の種類ごとの特徴をおさえて、ピッタリの給湯器を選ぼう
給湯器の種類は、ざっくり以下の5つです。
- 電気給湯器(電気温水器)
- ガス給湯器
- ハイブリッド給湯器
- 石油給湯器
- エコ給湯器
給湯器は、電気・ガス・石油といった燃料によって、給湯力をはじめとする特徴が変わります。
給湯器の種類ごとの特徴をおさえて、ピッタリの給湯器を選びましょう!